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執筆者の写真Hal Furuta

たとえそれがキットであろうと、面白い!と思うようなモノを作ることは難しいし、手間も時間もかかる。しかし、その分、安直なものでは決して手に入れられない達成感や満足感を得ることができるのではないでしょうか

更新日:2020年10月22日


「メイドイン新潟」という賞が新潟県にあります。ここでご披露しますペーパーカラクリの金魚台輪も何年か前に採択されました。採択されたからと言って、助成金や補助金を得られるわけでなく、賞状1枚もらえるわけでもなく教育資材としてどこかが購入してくれるものでもありません。 なので栄誉ある賞ではあるのですが経済効果はゼロ。本来、賞はそうしたものなのかも知れません。でも、内心は教育教材、知育教材として新潟県か新発田市で購入してくれるのではないか?と密やかな期待をしていたことを告白します。

結果は、まったくの期待はずれ。結局、民間企業である以上は厳しい競争に打ち勝たねばならないという現実を目の当たりにしたわけです。

さて、この新発田市に江戸時代末期から伝わる郷土玩具をペーパーカラクリにしようという、今に思えば、大変、無謀な考えはどこから来たかと申しますと、新潟県が誇る様々な文化をペーパーカラクリ、もしくはペーパークラフトにして伝承しようという世間知らずの思い上がった考えからでした。

それもテーマは「ペーパークラフトでめぐる新潟遺産云々」というコンセプトでしたが、それは弊社にとってある意味で当然のことでもありました。ご案内のとおり、HPをみていただければわかるのですが、モーレンの中核業務のひとつにペーパークラフトのデザイン、設計、説明図を委託制作というものがあるからです。 今までは、イギリスやドイツからペーパークラフト・キットを輸入し、しかるべきところで販売をしてきたわけですが(今もしていますが)、せっかく新潟に会社があるのだから新潟県に因んだテーマを選びペーパークラフトにしてくことで、新潟の良さと弊社の得意とするところを重ね合わせ、ふるさと新潟への恩返しをと考えたわけだったのですから。 「金魚台輪」そのものも良いと今でも思っていますし、日本を代表するペーパーエンジニア坂啓典さんにデザインをお願いしたことも、我ながらとても良い視点であったという考えに変わりはありません。 でも、思ったようには売れない。いや、売れない以前に知られていない。いまからランチェスターの法則を読み直したりもしてみようかとも...新潟ふるさと村で販売中です。ご興味がある方はぜひ。 http://furusatomura.pref.niigata.jp/

MOLEN

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