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執筆者の写真Hal Furuta

ポール・スプーナーの描画が意味するもの

更新日:2020年10月22日


もう10年近く前の話になりますが、ポール・スプーナーから8枚の描画を見せられました。それは手のひらに乗るような小さなサイズのペン画でした。枚数は8枚。いずれもアヌビスを描いたもので各々に深い意味があり、これまでのオートマタ作品とはまた別な作者の側面を見た気がしたものです。 例えば、ここにアヌビスが7匹の犬を連れて歩く姿をあらわした絵があります。この犬はラブラドールで、英国を象徴しているようです。またその7匹という数字はどうやらキリスト教でいう"7つの大罪"を示していると後ほどわかりましたが、それ以外の意味もあるような...それを見つけることが密やかな楽しみになりました。 ポール・スプーナーは自身を「イラストレーターではない」と言いますが、オートマタ作家だけにとどめてはいけません。彼の様々な美術家といしての才能を今後、開花させていくのがモーレンとしての役目ではないかと考えています。 もう一つの画像はリアスアーク美術館での展覧会での様子です。作家の許可をいただいて、ペン画を拡大し、A0サイズのキャンバスにシルクスクリーンで表現しました。


MOLEN

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