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ポール・スプーナーの世界

執筆者の写真: Hal FurutaHal Furuta

展覧会の仕事に関わるようになってすぐに、ポール・スプーナー氏のオートマタの凄みを感じたと同時に彼に会いに行きました。十数年前になりますが、当時はまだ若くそうしたエネルギーがあったのでしょう。彼に最初にお会いした時の印象ですが、オートマタ作家というよりもすぐれた美術家で思想家であるということでした。 それから彼の美術の世界を日本に紹介したくて、書籍を刊行しようと考えました。

とても長い時を要したのですが、こうして「ポール・スプーナーの世界」を上梓することが叶いました。とはいえ、オートマタに限らず、撮影も作品説明も作家自身のものを使わせていただいただけに過ぎません。 次回は、自分の(私の)言葉で彼のオートマタ、描画について解説をしたいと考えています。このたびご翻訳では石田博樹先生、グラフィックではツムジグラフィカの高橋徹氏、編集では大坪洋氏に大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。



 
 
 
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