「ハゲワシを伴ったアヌビスの神」という作品です。まさにアイロニーの教科書のような作品。 シャムネコを愛でる、わが妻にオートマタをプレゼントしたいという一人の男性がポール・スプーナーの前に現れます。 スプーナー氏は、その男性の愛妻が大切にするシャムネコに永遠の命を与えることを思いつきます。
そのアイデアはシャムネコを生贄にするというものでした。*生贄は神から永遠の命を与えられる。
ハゲワシは、神への生贄として差し出された猫の内臓に喰らいつきます。すると、すかさずアヌビスは除虫剤を噴霧するというストーリーです。このオートマタをプレゼントされた男性の奥様は素晴らしい笑顔で受け取った...に違いありません。なにしろ、愛猫は神から永遠の命を授かるというありがたい作品なのですから。