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執筆者の写真Hal Furuta

ペトル・マターセク


佐久間奏多さん、林由未さんをご存知ですか? お恥ずかしい話なのですが、私はお二人とも最近まで知りませんでした。

話はとびますが、3月15日(水)東京造形大学教授の春日先生のアトリエを訪問させていただく機会を得ました。以前から訪問させていただきたいという気持ちがあったので、実際にお邪魔してさまざまなことに感動しました。まず建物自体がアート。しかも広い。しかも、所狭しと置かれた郷土玩具やオートマタの他にマリオネットが数えきれないほど”大量に”保管されていました。佐久間さんと、林さんの作品も。

お二人は、春日先生の生徒さんだったのですが、マリオネット=人形劇に魅せられてチェコに渡り、その世界では大変有名なペトル・マターセク氏(人形劇の神様、日本でいうと人間国宝のような存在)に師事し、その後、才能を開花させチェコで成功を収めた作家です。 さて、春日先生のアトリエに話を戻しますが、一見、無造作に置かれた作品達についてです。私は、オートマタが専門なのですが、そのジャンル以外であっても、ひとつひとつ手に取ってよく見ると、どれも素晴らしい作品なのだと...ハッと気が付かされるのです。それは無造作に置かれていただけに、驚きは増幅します。先生は意図していないと思いますが、この無造作感は、ある種の演出効果すら生み出しているかのようです。そのコレクションは、観る者を質量において圧倒させるのです。 この続きは、またあらためて書いてみたいと思います。 *画像は、佐久間さんがおつくりになった春日先生のマリオネットです。高い表現力と技術力が一目でわかりますね。素晴らしい魅力を発散させています。




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