Renewableと名付けられた作品が届きました。作者はポール・スプーナーです。風力発電の風車を描いた作品で、弊社のモーレン(オランダ語で風水車)に通じるところもあって購入しました。 画像にあるますように、ひとつの動力で3つの風車を同時回転させる仕組みです。ただし、面白いのは3つの風車は同じ動きではなく、バラバラに回転するところです。その秘密は風車の羽を回転させる根っこの部分にあります。 羽の回転軸に繋がらL字型のロッド(棒)の間隔が各々、ちょっとずつですが、ズレているのです。 それで3つの風車の回転タイミングが一定ではなくなるということです。そこがこの作品の面白さであり、一番の見どころということになります。
もっとも「ポール・スプーナーの世界」では、この作品を作者は”ゴルゴダの丘”を引き合いに出していて、哲学的なことを述べていますので、写真集をお持ちの方は、もう一度、そこのところを読み直してみるのも一興かと思います。 *「ポール・スプーナーの世界」は、岡山現代玩具博物館、有馬玩具博物館でご購入いただけます。