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執筆者の写真Hal Furuta

高原にある美術館に行ってきました。


インターネットで眺めるたびに「素敵だなぁ」と思い続けてきた美術館。「ここで、英国からくり玩具展を開催できたら...」と考えたら、もう矢も楯もたまらず出かけることに。それが最初の発端で、昨年の春のお話。何度か、押しかけ何とかみたいに出向いているうちに、ひょんなことから何と、今年の秋開催がほぼ決まりました。願い続けること、行動に起こすことは大切なこと。あらためてそのように思った次第です。星に願いを、月に祈りを...いつか夢は叶うかどうか、展覧会の成功に向けてこれからひた走ります。 画像は、4月21日に撮影した館内の様子のごく一部。この美術館の特別展専用展示室の床面積は約300坪に近い広大ともいえる広さを誇ります。元々は、ガラス工芸品の常設館として、黒川紀章先生が設計された建物なので、展示対象がそう大きなものではないためか、行く部屋に区切られブースの状態になっています。そこにこのような、さまざまな珍しいというか、かなり個性的な什器が沢山あるため、これまでの経験則が通用しないのでは、という私の個人的な感触です。なにしろこのフィックスされた展示什器は移動することができないため、必ずこれらを使用した展示をすることが条件になるからです。

これまでにない演出を創造することは、体中に血液がみなぎるような興奮を覚えます。すごくやりがいのある仕事を与えていただいて光栄ですし、感謝しています。会期まで時間があまりないのですが、日々とても充実している次第です。




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