藤枝市郷土博物館・文学館の夏季特別展「とびだす絵本ワールド展」が開催されます。 おなじみのポップアップ型、立体型、ドールハウス型、ピープショー型、その他”とびだす絵本”のほぼすべてのパターンを網羅した展覧会です。どうぞお楽しみに。*詳細はまたこのBlogでご案内いたします。
写真は上から「絵本の劇場」by フランツ・ボン、「海賊船」 by ニック・デンチフィールド、「お人形の家」by ロタール・メッゲンドルファーです。とびだす絵本は閉じた状態では普通の書籍をやや分厚くした感じでしかありませんが、いざ本を開くとなると、かなりの大きさになります。 そのため、展覧会ではどのように配置するか?がいつも悩みのたねです。”とびだすしかけ”ごとにならべる、あるいは”とびだす絵本、しかけ絵本の歴史順”にならべる、あるいは”作家ごと”にならべるでも良いのですが、どうしても会場の床面積の関係が出てしまいます。 もちろんすでにレイアウトは出来ているのですが、実際にどの作家の、どの書籍の、どのページをどのような角度で、どのような演出で、どのような照明(ルーメン)をどのような角度から与えるか、どのように説明(キャプションや解説パネル)すべきか、それらはどの位置に設置すれば主役の書籍の邪魔にならずに読んでいただけるか...考えるときりがないのですが、それも実はすでに考え(考えつくした?)てはいるものの、何度も、導線や目線などを反芻を繰り返し、念には念を入れて頭の中で趣味レーションを繰り返す毎日が続いています。 お近くの方で、お時間のある方はどうぞお立ち寄りください。