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志賀高原ロマン美術館「秋季特別展」搬入設置作業を無事終えて。その1

執筆者の写真: Hal FurutaHal Furuta

2017年10月2日(月)早朝、新潟を出立したトラックを午後1:30に会場で待ち受けて搬入が開始されました。あいにくの霧雨のなか、なんとか無事クリア。

黒川紀章氏が設計を担当した長野県にあるこの美術館は、古城のような風情を見せ、天井高がある反面、外光がほとんど入らない構造となっており、威圧感がある。ある種、特殊でそこが魅力的な建造物。

渦巻き状になった内側は常設物もあり、搬入経路の幅員が2mほどのため、壁に傷をつけないように慎重に搬送箱を運び入れる。エレベーターの奥行があまりなかったため、思い切って二つある階段を主体に活路を見出す作戦に切り替える。

階段を重量物をもって運ぶことは、疲労感を私たちに容赦なく与えます。中盤以降は、泥のようになった身体をむち打ちながらも、何とか運び入れることに成功しました。


その後は、設置作業へと移行。外が暗くなるまでには目標の30%設置を達成。ポール・スプーナーの等身大高さ5mのタペストリーを吊るしました。ここまで急ピッチに進められた作業も一段落。今宵の宿へと向かいます。


 

細い道幅のその両側に、数百メートルも温泉宿が居並ぶという、渋温泉。この経験したことのない異空間のちょうど中央のあたりに今宵の宿屋はありました。わたしが世話になる宿屋の向い側には映画「千と千尋の神隠し」のお湯屋のモデルとされる金具屋という立派な旅館が。 まさに威風堂堂とはこのことか。一度は、このような宿に泊まってみたいもの。ふと立派な門構えからわきに目をそらすと、そこには愛くるしい目をした一匹の猫がまるで招き猫よろしくそっとたたずんでいたのが印象に残った。




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