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執筆者の写真Hal Furuta

モーターショーに行って、わかったこと。

更新日:2020年10月13日


「運転の自動化を見据えた社会」をテーマとする意図がどのブースにも感じられました。

今回の注目は、クルマそのものでなく工具にありました。KTC=京都機械工具株式会社さんのブースで見聞した、今後のモノづくりに与えられた課題解決とは? KTCさんの「デジラチェ」というボルトをしめるツールに注目してみました。これは、ボルトをしめる力=トルクを、ハンドルに付属する表示板で数値を表示するものです。目で見て確認できる大変優れたツールです。 その効果は、誰でもが適正なトルクでボルトを閉めることが可能になるという点にあります。もうひとつ忘れてならない点として、閉めた際のトルク(数値)を、無線でPCにデータ移送することです。 具体的には、車輪の1~5までのボルトを閉める場合、その順番と適正トルクをもって作業を集結したか?という記録がデータを受信したPCに残るのです。いつ、誰が、どこのボルトを、どのくらいのトルクで、閉めたのか等等が記録されるわけです。

この場合、作業者は”専用グラス(眼鏡)”をつけることによって、ボルトを閉める順番やトルク値をその眼鏡に表示することができるため、いちいちPCに目を移すことなくスムースに作業ができることや、作業している様子をそのグラスについたカメラによって記録(作業の様子)を撮影することも特徴のひとつでしょう。

今、私たちの国では、人口減少による労働力不足が顕在化し始めたところです。それは、外国人の労働力を頼らざるを得ない、環境が育ち始めたことを意味しています。




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