MOLEN(モーレン)の「イギリスからくり玩具展」に度々、登場する「釘打ちは難しい」という作品をもとにお話ししたいと思います。*本来の作品名は”愛のアレゴリー(寓話)”と言います。この説明は、長くなるので後日にでも。
動きは、男が右手のハンマーを振り上げ釘めがけて降り下ろしますのですが、釘は右へ左へと逃げ回るというものです。 その仕掛の秘密は、下の写真をご覧ください。 ”扇型の歯車”を用いることで釘を動かしていました。
機構学を解説した書物によれば”扇方歯車”は以下の通りです。 「一定の角度のうちで往復運動を行うことを目的とする」 文字で読むと、少々わかりにくいのですが、このように図や写真があると(あるいは機構模型の実物があれば)いとも簡単に理解できますね。 下の写真はMOLENオリジナル機構模型です。扇型歯車が相手方歯車の”歯”をうまく溝にはめ込むことで往復運動を行う様子をこの模型を使うことで容易に理解することができます。 この機構の性質を利用することで”間欠動作”をさせたいときに大変便利なものです。 弊社オリジナル機構模型のお問合せは ▶ TEL 025-386-3785