ご案内が大変遅くなりましたが、長野県山ノ内町・志賀高原ロマン美術館で行われたポール・スプーナーを中核とする現代の英国オートマタ展は盛況のうちに終了しました。
会場と作品がこれほどマッチすることも珍しいのではないか?と思うほどで、まるで美術館の常設物の一部になったかのような錯覚さえ覚えるほど。 演出を担う者のひとりとして、やり終えた後の達成感はこれまでに経験したことのないものとなりました。 ある種の自信に繋がったかの感触を得たのも束の間、その反動というか撤去作業と搬出作業後に襲ってきた寂寥感は、意外なほどわが心に大きな影響(ダメージ)を与えたようです。 いまは、そこから這い上がる過程にありますが、完全に回復するまでには、もう少し時間が必要なのかもしれません。 *写真は展覧会場で上映したポール・スプーナー作「ラッシュ」日本(世界)初公開。