これは、わたしが大好きなポール・スプーナー作品のひとつです。テーブルの下に二人の若者が隠れていて、何かゴソゴソやっている様子がうかがえます。 誰か(カモ)がやってくると、二人は必死でハンドルを回します。 すると、卓上に用意されたコーヒーカップのスプーンがグルグルと回り始めるというわけです。
勿論、作品を見ている私たちには、、、、テーブルに隠れた二人の悪戯であることはわかっているのですけれど、実は、その「一生懸命にたわいのない悪戯をする子どもたちの”けなげな様”」をテーマとする発想に思わず唸らせられるわけです。 *作品名|The Invisible Man and the Invisible Woman ©Paul Spooner