Hal Furuta
The early bird catches the worm. 早起鳥の運命やいかに?
更新日:2020年10月9日
今回は、イギリス人のオートマタ作家であるニール・ハーディ氏の作品をご紹介します。
原題「The Early Bird Nearly Catches It 」と名付けられた個の作品は、
ことわざをヒントにして作品を作ることは、ままあることですが、この作品の凄い点は、 ことわざの引用が1つではなく2つあることにあります。 作品に忍ばせた2つ目のことわざは「虎の尾を踏む」。 早朝から鳥が懸命にえさとなるミミズを啄んでいます。 しかし、それはミミズではなく虎の尾だったのです。
虎は地中に潜み、じっとチャンスが来るのを待っていたのです。 結局、早起きをして徳を得たのは鳥ではなく虎だった...というお話しでした。