♠とびだす絵本とは
とびだす絵本はポップアップ絵本といわれることあります。ポップアップはしかけ絵本を分類化したひとつですが、緻密に計算され折りたたまれた技から生まれる美しさが人気で、今やしかけ絵本の代名詞となりました。そのほか、ここでは仕掛け別に5つにわけ、ご紹介いたします。
1)ポップアップ:3D絵本と呼ばれることもある、絵が飛び出す仕掛け。
2)プルタブ:つまみ(tab)を引っぱる(pull)ことで絵を動かす仕掛け。
3)トンネルブック:のぞき見るような透過型で遠近法を駆使した仕掛けです。
4)円盤型:円形で回転し動かすことができる仕掛けです。
5)めくるタイプ:1枚の絵をめくると別な絵が登場する、ふたの開閉による仕掛けです。
*ポップアップはさらに8分類されます。
①平行折り
②平行折り・テーブルタイプ
③平行折り・テントタイプ
④平行折り・ブロックタイプ
⑤V字折り
⑥V字折り・ボックスタイプ
⑦V字折り・トンネルタイプ
⑧V字折り・花タイプ
♥とびだす絵本の歴史
美しく楽しい「とびだす絵本」。その始まりは13世紀とされ、なんと軍事目的でした。船の運航に必要な星座の早見表として作られたのです。びっくりですね。軍事目的以外には、自然科学、天文学、数学、医学など、学術的に使われていたようです。しかし、時代背景の移ろいとともに、その仕掛けに遊び心と芸術性がプラスされて、その用途は大きな変化を見せます。18世紀後半、子ども向けの仕掛け絵本が誕生したのです。19世紀には本格的な仕掛け絵本が次々に出版され、ポップアップ型も登場してきます。そして現在は「とびだす絵本」は、その芸術性から大人にも受け入れられ、絵本以外にもその仕掛けが使われるなど、私たちの生活に深く浸透しています。
♥とびだす絵本 動画
♣とびだす絵本の情報を募集しています
とびだす絵本の技術的な解説、歴史については弊社独自の判断で掲載させていただいております。不確かなことや表現上至らないことも多いかと思います。お気づきのことがありましたらご遠慮なくお申し付けください。また弊社ではとびだす絵本、仕掛け絵本の情報を募集しております。弊社HPまたはFBにご提供の情報を掲載させていただきますので、ご希望の方は、下記より情報をお寄せいただければ幸いです。ただし、送信いただきました情報を必ず掲載できるとは限りませんので、大変申し訳ないのですが、あらかじめご了承のほどお願い申し上げます。