「ピープショー のぞきからくり」はすごい本です。 掛け絵本のファンでなくとも、あるいはザっと目を通しただけで、これが”ただならぬ書籍”であることは直感できるのではないでしょうか。

ではどのようにすごいのか? そのまえに“仕掛け絵本”のスタイルや技法について少しだけご紹介いたします。いつも私たちが目にするのは「飛び出す絵本」と呼ばれるものがほとんどです。 仕掛けのある絵本は、飛び出す絵本という、ある意味それがスタンダードな時代が現代なのですが、実は飛び出す絵本は”仕掛け絵本”というジャンルのごく一部の手法を用いたに過ぎません。 飛び出す仕掛け以外にも、回転型、メリーゴーランド型、プルタブ型、ジオラマ模型タイプのものもありますし、今回ご紹介する”ピープショー型”も含めて多種多様な技法が存在します。 ただそうはいってもピープショーの技法と書籍に限定し解説した書籍は、この吉田稔美著:「ピープショーのぞきからくり」が我が国では初めてとなります。

ピープショーとはどのような世界なのか?技術的な歴史や、サルバドール・ダリが関心を持ったステレオグラム(のぞきからくりにかかわる技術の一種)についても細かく解説されていて興味をそそられます。

新型コロナウィルス禍で自宅にいる時間が多くなった昨今ですが、このように極めて専門的な分野に絞られた書籍、しかも読んで面白い書籍は、今までに経験のない深い楽しみを与えてくれるのではないでしょうか。 MOLEN

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