オートマタはやはり、その動きの素になる、機構の知識があるかないかで大きく作者が狙った動きを完成させるまでの時間が削減されますでの、なるべく面倒くさがらずに機構を最初のうちに理解されることをお勧めします。
今回は、ゼネバストップを詳しく見ていきたいと思います。この機構は、どういうわけか、一種類だけだと思われがちですが、実はいくつかあります。
ここにある”絵”はペーパー・エンジニアであるロブ・アイヴス氏が描いたものでBタイプと呼ばれるものです。 次に、Wikipediaの記述を下記に記してみます。
【ジェネバ機構(ジェネバきこう、Geneva drive、Maltese cross)は、連続回転運動を断続回転に変換する機構である。ゼネバ機構とも。原動車(連続回転側)にはピンが付いており、従動車(断続運転側)のスロットに入り込んで回転させる。原動車の上部は、従動車が停止時間中に動かないよう、三日月状の形状となっている。もともと機械式時計のために開発されたため、時計製作が盛んなスイスのジュネーヴ(ジェネバ)にちなんで付けられた。形状が似ていることからマルタ十字とも呼ばれる。もっともよく使われるのは、スロットが4つのものであり、1ステップで90度ずつ回る。スロットの数が n であれば、1ステップの回転は 360÷n 度となる。機構上、摩擦で引っかかりやすく、十分な潤滑が必要である。そのため、オイルカプセルに入れて使うことも多い。】 ざっと読むと、すごくわかりにくい感じがしますが、要は 〇ハンドルが付いている側を ➡ 原動車(連続回転する側) 〇”絵”では4つの溝が付いている側を ➡ 従動車(不連続の側)
〇ハンドル側(原動車)が4回転すると、反対側は1回転する
〇もしくは反対側(従動車)が1回転する間に、ハンドル側(原動車)は4回転するわけです。 ここでちょっとMOLENオリジナル機構模型のPR Wikipediaの記述にもありましたように、摩擦の問題があり、”見た目のカタチはうまくいったが、動作がギクシャクする”などということがままあります。 しかしプロが作ると、そうしたことはありません。 そこには、長年の機構模型製作への研究の積み重ねが背景にあります。 工場見学者用に多くの自動車部品メーカーから受注を担う
MOLENの機構模型へのお問合せは こちら ➡ 025-386-3785