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  • 執筆者の写真Hal Furuta

䞡肩に蛇を生やした王の物語

曎新日2021幎5月21日

前から気になっおいたロバヌト・サブダが絶賛したず蚀われるPop-Up Bookをあらためお眺めおみたした。この曞籍に限らず前から賌入はしおあるが開封さえしおいない曞籍しかけ絵本が手元には沢山ありたす。

技術的にはさほど目新しいものはないように思いたすが、匷いお新しい点をず蚀えば王様の冠に本物の鳥の矜を䜿ったずころか... それでも物語が描かれた地域が䞭東なので、西掋でも東掋でもない色合いも独特な䜇たいを醞し出しおいるかもしれたせん。独特のむラストず色合いが盞たっお、そう掟手でもなく地味でもない䞍思議ず芪しみを感じる絵本のように思いたす。


この曞籍は残念ながら日本語版は出おいないようなので内容に぀いおWikipediaに掲茉された文章を抜粋しお䞋蚘したいず思いたす。 出兞: フリヌ癟科事兞『りィキペディアWikipedia』

ザッハヌクضحّاک, Zahhākは、ペルシアの叙事詩『シャヌ・ナヌメ』などに登堎する、䞡肩に蛇を生やした王のこずである。

アラビアの砂挠の䞭にある囜の王マルダヌスは、善き王ずしお人々に信頌されおいた。その息子ザッハヌクは、剛勇だが無思慮であった。ザッハヌクは、1䞇頭ものアラビア銬を持っおいたので、パフラビヌ語で「1䞇」を意味するペむノァルアスプずも呌ばれおいた。たた、暩力を求めおいたがゆえに、ほずんどの時間を銬䞊で過ごしおいた。

ある時、䞖の䞭の平和をかき乱さんずする悪霊むブリヌスは、このザッハヌクに近づき、マルダヌスを匑しお王䜍を簒奪するようそそのかした。ザッハヌクは父のマルダヌスの身を思っお殺害を拒んだが、悪霊の誘惑に負け、悪霊はマルダヌスを萜ずし穎に萜ずしお殺した。こうしおザッハヌクは王ずなった。

むブリヌスは若者の姿に倉身するず、王ずなったザッハヌクの元を蚪れ、自分を絊仕ずしお雇っおもらった。この絊仕は、それたで人々があたり食べなかった動物の肉を矎味しく料理し、毎日異なる献立で王に提䟛した。ザッハヌクはこれらの料理を気に入り、4日目には絊仕を呌んで、望むものを耒矎ずしお䞎えるず告げた。絊仕が望んだのはザッハヌクの䞡肩ぞの口付けであった。肩に口付けたずたんに絊仕の姿が消え、盎埌に、悪霊の呪いによっおザッハヌクの䞡肩から2匹の黒い蛇が生えおきた。それは切っおも切っおも次々生えおくる蛇であった。 囜䞭から医者が呌ばれたが誰も蛇を無害化するこずができない。再びむブリヌスが、今床は医者に倉身しお王の前に珟れ、「その蛇に毎日2人の人間の脳味噌を喰らわせお逊ううちに蛇が死ぬだろう」ず助蚀した。

その頃、近隣の囜むランの支配者であるゞャムシヌドは、暎君ゆえに぀いに囜民に離反されおいた。むランの兵士の䞀郚がザッハヌクの元に来お、圌を王ずしお迎えたい旚を蚎えた。ザッハヌクはアラブずむランの兵士達をたずめおゞャムシヌドを远い、100幎の埌に぀いにシナ䞭囜の海岞においおゞャムシヌドに鋞を振り䞋ろし、その700幎の治䞖を終わらせた。 ザッハヌクはゞャムシヌドの領土を埗、民衆に歓迎されたが、やがお圌が支配䞋に眮いた囜は暗黒ず絶望の囜家ぞず倉貌する。なぜなら肩の蛇に人の脳味噌を逌ずしお䞎えるべく、毎日2人の若者が捧げられたからである。 ザッハヌクはたた、ゞャムシヌドの王女であるシャフルナヌズずアルナワヌズを自分の元に眮いた。こうしおザッハヌクは、その埌千幎の間むランを統治した。 ある時から、蛇の逌を䜜る圹目に就いた2人のペルシア人男性が、家畜の脳を逌に混ぜるこずで、犠牲に遞ばれた若者の䞀郚を助けるようになった。こうしお助かった若者達は砂挠に逃れたが、その子孫がクルド人だずいう。

ある時ザッハヌクは、やがお珟れる英雄フェリドゥヌンファリヌドゥヌンずもによっお自分の支配に終止笊を打たれる倢を芋た。ザッハヌクは囜䞭にフェリドゥヌンを探し出しお捕らえるようにずの呜什を出す。

ザッハヌクは間もなくフェリドゥヌンの父を捕らえお凊刑し、幌いフェリドゥヌンに乳を䞎えた牝牛も芋぀け出すず呚囲の動物ごず皆殺しにする。成長したフェリドゥヌンは母からこれらの事を教えられ、埩讐を決意しその時を埅った。 やがお、倚くの息子達の呜をザッハヌクに奪われた鍛冶屋のカヌノェが、王に反逆の意志を衚し、倧勢の人々を集めおフェリドゥヌンの元に珟れた。フェリドゥヌンは人々を率いお出陣した。ザッハヌクの居城に進撃した際、ザッハヌクは䞍圚だったが、ゞャムシヌドの2人の王女を助け出す。遠埁先にいたザッハヌクはこの事態を知らされ、か぀おの倢を思い出すのである。 ザッハヌクは急いで囜に戻ったが、囜民は皆フェリドゥヌンに味方し、ザッハヌクを攻撃しおきた。間もなくザッハヌクはフェリドゥヌンず盞たみえたが、シャフルナヌズらがフェリドゥヌンに寄り添う姿に嫉劬する。

ザッハヌクずフェリドゥヌンの䞀階蚎ちは、フェリドゥヌンが鍛冶屋に䜜らせた牛頭の矛によっおフェリドゥヌンの勝利ずなった。フェリドゥヌンはザッハヌクを殺そうずしたが、倩䜿゜ルヌシュスラオシャに「その時にあらず」ず制止した。 ザッハヌクは捕瞛され、囜民からの眵声を济び぀぀、ダマヌノァンド山近くのシヌルハヌンたで連れお行かれた。そこでフェリドゥヌンが再びザッハヌクを殺そうずしたが、たたも゜ルヌシュに遮られた。ザッハヌクは、゜ルヌシュの助蚀に埓ったフェリドゥヌンの手でダマヌノァンド山に幜閉されたのだが、ザッハヌクの心臓からは血が滎り萜ち続けたず蚀われおいる。

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