作品の題名が何とも、、、ただ、これは英語の慣用句であり「死者に鞭を打つという意味ではなく終わったことは覆すことができない」 ➡ つまり無駄な努力というわけです。 作者ポール・スプーナーは、グロテスクな表現を好む作家ではありませんから、この作品は英国人らしい合理性が描かせたものだと思います。 つまり「無駄という概念をカタチにしたかった」のでしょう。無駄というものは文字通り何の利益もない、おぞましいものだと。 作品の動きですが、死にかけた馬は、骸骨によって振り下ろされた棒に打たれると、四肢がピクと動き、目玉がグルりと回ります...ちょっと怖いかも。 次にその仕掛けですが、4本の糸に秘密が隠されています。きわめて単純な構造ですが、この糸によって複雑な動きを実現しています。 *この作品は、7月12日~長野市立博物館「からくり人形大解剖展」でご覧いただけます。
MOLEN