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  • 執筆者の写真Hal Furuta

川村元気作「億男」をT・ジョイ新潟万代で観た。

更新日:2020年10月9日


2014年11月に北海道出張の際に本書を購入し読みました。ご覧のように帯に大泉洋がコメントを書いていたのでてっきり映画では彼が主役をやるのだと思い込んでいたのですが...それはともかく。 この度の映画では、宝くじで3億円を手に入れた主人公(佐藤健)と、ベンチャー企業を成功させ法外な金額でそれを売却した若者4人の合計5人の億万長者等がお金に翻弄される様子を、原作に忠実に描いていました。

「お金の正体を見たい」ということで起業した主人公の親友が口にする”さまざまなお金に関する言葉”がいろいろと意味深いのですが、ここでは「ヒトによってお金は変わる」という点について注目してみたいと思います。 「人によってモノやサービスの値段が変わる」ということを映画では論じています。例えば10円の価値しかないものであっても、ヒトによっては100円の価値を見出すヒトもいるという需給バランスを極めて哲学的な言い回しをしていたことです。


弊社のことで恐縮ですが、ポール・スプーナーのファンは決して多数派ではありません。 インターネットが登場してもなお知名度の高い芸術家以外は、その価値を正しく認められていないのが厳しい現状が横たわっています。 無名のアーティストの作品を身銭を切ってでも見に行こうという方々は少数派なのです。

それでも弊社がポール・スプーナー展(英国自動人形展)をやっていけるのは、自分の眼を信じる人たちが少しづつではありますが、着実に増えていることにあります。 それは見方を変えて言わせていただければ、自分の眼を信じること、さらに言えば自分自身を信じることでポール・スプーナーの作品に初めて出合えるのです。


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